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古代魚の飼育における注意点

古代魚や大型魚など観賞用熱帯魚を飼育する際には、注意しなければならない点があります。知らずに飼育してしまうと大変なことになってしまいます。しっかりと知識をつけることが大切です。

ワシントン条約

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」というのがワシントン条約の正式名称です。もともとは南北戦争後の1871年にアメリカとイギリスの間に結ばれた条約で、国際条約として1973年にワシントンD.C.(アメリカ)で採択され、1975年には野生動植物保護のために発効されました。地球の生態系を守り環境を破壊しないためにも、絶滅危惧種や保護が必要な野生動植物は国際取引が規制されています。2014年5月6日時点で180の国と地域が締約国となっており、日本においては1980年11月4日に締約国となりました。アロワナやコイ科、ナマズ類、ブラジル産メダカなどを購入、飼育する際にはワシントン条約に触れてないか、または登録票があるか確認することが必要です。

外来生物法

日本で2005年に施行されたばかりの新しい法律なので、ご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。在来種の生態系を脅かしたり、人や農林水産物に被害が与えるおそれがある外来種は「特定外来生物」に指定されており、無許可で飼育したり、栽培したり、仕入れたりすることが外来生物法により禁じられているのです。中には興味本位で古代魚を飼い始め「手に負えなくなるほど大きく成長したから」「想像以上に維持費がかさむから」などといった理由から近所の川や池に放ってしまう方もいらっしゃいます。そういった行為によって絶滅危惧種となってしまった種もいるので、絶対に止めましょう。古代魚や大型魚の飼育でお悩みの方は、まずはお近くのショップで相談してみてください。

当店では、世界中から古代魚や大型魚を仕入れております。東南アジアやヨーロッパ、アフリカから仕入れを行っており、ブリード個体もワイルド個体も数多くいます。また、冷凍餌や活き餌などの販売も行っていて、店舗だけでなく通販サイトでも購入することが出来ます。飼育のアドバイスなども行っていますので、初めて飼う方も安心です。