10/27　入荷魚紹介

2023.10.28

久々にトカンチンス上流域、パルマス産のスカーレットトリムが入荷しました！！

スカーレットトリムと言えばマラバやツクルイといった下流域の個体が良く入ってきますね。
同じトカンチンス川の個体ですが、採集地によって体型や体色が異なりコレクション性もかなり高いです！
今回のパルマスはトカンチンス川の最上流域になります。元々滅多に入荷のない産地ですが、近年はさらに減っておりほぼ見かけなくなりました。
体色は下流の方が濃く、上流に行くほど明るい体色になる傾向が強いです。パルマスになると体色は黄色っぽくなり、全体的に明るい印象です。
ツクルイ産　32-33㎝

パルマス産　32-33㎝

また、体型は胴長で特に背鰭から尾鰭までの距離が長いです。
ツクルイ産

パルマス産

意外と気づきにくい点では、体のトゲトゲ感が上流の個体の方が強いです。頭とかもそうですが、ボディの棘がほぼ外向きに3-4本ずつ生えており、下流の個体は後ろ向きに1-2本ずつ生えてます。上から見ると分かりやすいです。

もちろん珍しいだけあって上流になるほど高価で、最近は全体的に価格が上がっているので上流個体は輸入されにくく、売りにくくなっています。
今回はサイズが小さめということで、ツクルイやマラバの同サイズよりは高価ではあるものの、比較的手が出しやすい価格で入荷しました！

上流個体らしいスーパートカンチンスや、綺麗なスーパースカーレットが来てますよ！

スーパートカンチンスはボディに柄が綺麗に入る個体。さらに上流にはグレートトカンチンスと呼ばれる柄だらけな個体もいます。なんだかんだ下流にも柄が派手な個体もいますので上流だからスーパートカンチンスってわけでもないですね。

柄の全く入らないスーパースカーレットは上流には少ないようです。スーパースカーレットの方が赤い発色は綺麗に出るようで、ボディの体色も際立ちます。個人的にはスーパースカーレット系の方が好み。

同じスカーレットトリムでもかなり地域差や個体差があります。トリム系のなかではウルスカと並んで輸入される量はかなり多いと思いますので好みの個体を探してみるのも良いですね！

というわけで、長くなりましたが今回入荷のパルマス産です！！
大きくはないので鰭の赤さとかはまだこれからといった感じですが、体色は明るく、下流産との差はこのサイズでも感じられるかと思います。
スカーレットトリム　パルマス　12-13㎝　No.1　￥37800
スーパースカーレットタイプ。全体的に明るく、今後の赤さに期待。